釣り

遊漁船初心者からタイラバ竿頭を目指す ~テクニック編~

少しずつ意識することでトータルの釣果が変わってくると思います。

タイラバの基本テク

基本的なテクニックです。

  • ロッドはなるべく下に向ける
    波による影響を減らし、体の負担も減ります。
  • サミングをする
    指の腹で糸の出ていく量に対してブレーキをかける。着底が分かりやすくなります。
  • 基本はスローな等速巻き
    基本ですが、活性が高いときは高速巻きが良い場合もあります。
    意識して変化させパターンを掴むのがコツ。
  • 着底後はすぐに巻き上げる
    タイラバが止まってしまうと見切られるので、止めないようにする。

竿頭のための応用テク

座席

まずは座席です。
これで釣果が倍ほど変わってきます。
潮向きと風向きを読んで有利な席だと釣果が上がります。

船が流れていく方向、つまりポイントに一番先に到達する人がとても有利です。
何故なら、食い気のある魚は最初に見つけたタイラバを食います。

ミヨシとトモ


ミヨシ(船の先頭)が良いと思われますが、一概にも言えません。
ミヨシはスペースが広く、キャストもしやすいですし、船の両側で釣りができるため、釣りしやすいメリットがあります。

ただし、タイラバは上下振動が無いほうが釣れるので、ミヨシは上下振動が多い分不利と思います。トモ(船の最後尾)は上下振動が少なく、船長に相談しやすいの初心者にオススメです。

風を読む

スパンカー(風受けの旗)を使いますので、船首は風が吹いてくる方向に向くようになります。一般的には風向きは昼と夜では逆になりますが、釣りをするのは昼なので、昼の天気予報を見ればわかると思います。冬を除けば偏西風の影響が強いため、多くの場合、昼は南西の風で、船首も西に向きます。

潮を読む

瀬戸内海であれば、満ちの潮は東向き、下げの潮は西向きになります。
つまり、下げの潮は船の先頭方向に流れる可能性が高いのでミヨシ側が有利で、満ちの潮はトモが有利です。さらに、風が北か南かで船の左右のどちらが有利か分かります。
これは季節や地域によっての潮の流れや風向きで変わってきますが、乗っている船の状況で位置を考えてみてください。
まぁ、座席は自由に決まらないので、余り拘ると釣りが面白くなくなります。
今日は良い座席だなくらいに思えば良いのではと思います。

着底

次に着底です。
先ほど挙げた極意「食い気のある魚は最初に見つけたタイラバ」に通じるところです。

誰よりも早く着底させる

食い気にあるタイは最初に見つけた、特に落ちて来るものに反応します。
船長合図から少しでも早く着底した人人が有利です。

早く落とす方法はとしては、以下のような施策があります。

  • タングステンのオモリを使う
  • 船長合図からなるべく早く落とす
  • 細いラインを使う (0.6号)
  • ロッドを水面に突き刺し、摩擦を減らす

タイに発見される数秒の差が釣果の違いが出るため、竿頭を狙うためには意識した方が良いです。

波を相殺する

等速巻きを意識してください。
正確には等速巻きというより、実際は波を相殺したいのでテンション巻きです。
本当に等速にしてしまうと、波の上下分、緩急がついてしまうため。

  • 竿先をみて波の上下で竿先がぶれていないかを目視してください。
  • 活性の低い深場にいるときに有効なテクニック

絶対に合わせない

コンコンと来たが、待ってしまったので乗らなかった。
合わせなかったことを後悔したくなりますがダメです。つれない魚と思い諦めましょう。

  • 完全に向こう合わせ。ラインを持っていくまで巻き続ける
  • 小型の魚は即合わせしないとかからない場合があります。
    ただ、そんなの釣ってもしょうもないので、意味がない。
  • 合わせが空振りするとタイは追い食いしません。合わせなければチャンスはまだあります。
  • タイの口は堅いのでタイが反転していない状態だと魚にかかってもバレる可能性があります。
  • 十分に魚が反転したことを実感したあたりで、ゆっくりと竿を立てるくらいのあわせで十分

釣れないときはレンジを高めにする

多くのタイは底から2,3mに待機しています。なので、10m(10~20回ほど巻く)というのが一般的な方法としてよく言われています。

しかし、釣れていないときはそこに魚がいないので、周りと同じことをやっていても釣果は変わりません。

  • タイは20m、30mくらい浮いてるときもあります。(特に乗っ込みの時期)
  • 毎回、20回、30回巻くのは効率が悪いので、
    たまにそれくらい巻いてレンジを広げてタイを誘ってください。
  • 高いところからの沈下に魚は反応しますし、青物のチャンスもあります

ネクタイを変える

釣れてる人のネクタイをまねてください。これが極意です。

一般的に言われていることですが、ネクタイのカラーで釣果は大きく変わります。

  • 無難な色はオレンジですが、渋い時や浅瀬は暗めの色がおすすめです。茶色系、紫系。
    ヘッド、スカートの色は全く釣果に影響しないと思います。
  • ネクタイの種類は、カーリーの細長い系と太め系の2種類があると良いです。
    細長い系は深場でスローで巻くときに効果的です。つまり、イメージはイカです。
  • 太目のネクタイは波動が強いので、イメージは魚です。高速巻きが良いです。
    特に、太目系はネクタイが2つあるとぶつかりあって波動が出ない場合があるので、
    片方のネクタイを切断してシングルにするというテクニックもあります。
  • タイラバは合わせ釣りではなく、ひっかけ釣りなので、フックは多いほど良いです。
    大物狙いであれば、そんなに釣果は変わらないと思いますが、中型(40cmまで)の釣果は大きく上がります。

着底後すぐにまく

着底後にすぐに巻き上げる。反射神経が試されます。

  • 岩礁地帯の根がかり対策にもなります
  • 一般的に魚は上から落ちてきたもの強い反応を示します。
    下に向かっているときにタイが食うことはほぼありませんが、追いかけている、もしくは寄ってきている可能性はとても高いです。
  • それが着底して、一瞬でも止まってしまうと見切られてしまいます。なので、着底後、すぐに巻き上げることがコツになります。
  • タイは15mくらいは追いかけてくるので、何か違和感を感じたと思ったら、いつもよりも真剣に長めに巻いてください。

まとめ

色んな要素がありますが、毎回結果を出す人は、釣りを集中してやってる時間が長いです。
もちろん、一人だけ釣れないということは多々ありますが、釣れないとかボヤいている人よりも
やはり黙々とやっている人が竿頭になることが多いと思います。

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