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釣り

遊漁船初心者からタイラバ竿頭を目指す ~タイの生態~

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タイを釣るための最大のコツは、タイがどこでいつ何を食っているか?を知ることです。

なので、釣りの基本ですがベイト(タイのエサ)を探ることがとても大事です。とはいえ、青物(アジ、ハマチなど)のように大群で群れてないですし、タイは食に個性があるので、その日の周りの状況から何を食べているのかを予想しましょう。

つまり、タイと友達になりましょう。

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一般的な釣りチェックポイント

水深

  • 冬場は気温が安定している岩礁地帯の深場
  • 夏場は砂地の浅瀬

潮の流れ

  • 地域や潮の種類(大潮、小潮など)で変わりますが、これは水深と密接にリンクします
  • 深場で釣る場合、潮が早いと根掛かり連発で釣りにならないので潮の流れが緩い小潮が良い
  • 浅瀬で釣る場合、ルアーと気づかれる可能性(見切られる)があるため潮の早い中潮大潮が良い
  • 特に瀬戸内海の潮の速さはとても早い上に、一日の中でも月の表と裏(昼と夜)でかなり違いがあります。

    潮の速さを測定することで、最良の釣れる潮を検討できるようにアプリを作ったので紹介しておきます。(Androidのみ)
釣り潮スカウター
「釣り潮スカウター」は潮流に着目し、瀬戸内海での釣りを最適化。全国200か所の潮速・潮位データ、日の出・日没時刻、日照時間を提供。オフライン機能搭載でどこでも活用可能。釣り予報としても役立つ、この革新的なアプリであなたの釣行を計画的にしましょう。

天候

  • タイ釣りは晴れが良いです。
  • 深場はあまり関係ないかもしれませんが、浅瀬(30m以内)にいるようなときは晴れ間が出ている間だけ釣れるという現象も発生します。

時間帯

  • 朝まづめと夕まづめが活性が高いです。真昼は釣れにくくなります
  • まづめの時間に活性が高い理由はベイトが活性が高くなるからです

ベイトの種類

  • イカ、タコ、エビ、イワシ、いろんな種類のベイトがあります。
  • 季節によって変わりますのでこれを意識しながら、タイラバのチョイスとアクションで釣果を伸ばす必要があります。

季節

  • 季節ごとは別途記載します。

タイの釣り方

タイの釣り方はいくつかありますが、今回はタイトルにあるようにタイラバをメインとした記事にしております。

  • コマセ真鯛
     撒き餌を巻いてタイを寄せる方法。ふかせ釣りに近い。
     瀬に固定して釣る方法で一般的ではない。
  • 一つてんや
     テンヤと言われる針付き重りにエビをつけ釣る方法。
     活きエビが入れば入れ食いもあります。浅瀬で釣れる夏から秋にかけて楽しめる釣り。
  • タイサビキ
     タイ用の長いサビキで数釣りをする。
     ただし、これはマイボードに限ります。
  • タイラバ
     タイラバと呼ばれる重り付き疑似餌で釣る方法。
     今回の記事の内容はこちらになります。

季節ごとの釣り方

時期ごとの以下のような切り口の内容で記載しています。

  • タイの生態
  • 釣り方
  • タイの味

3月、4月の乗っ込み時期(産卵時期)

  • 3月後半から乗っ込み
    この時は岩礁地帯で大きな鯛が釣れる傾向があります。
    水深は50mから100mあたり。釣れている水深がとても重要です。
  • 基本は超ゆっくり巻く(デッドスロー)
    水温は一番寒いくらいなので、この時期はとにかく活性が低い。
    タイラバを食い込まず、ツンツンしてくる感じでなので、違和感をタイに与えないようにすることが大事です。タイがタイラバを持っていくのを巻き続けながら待ちましょう。
  • タイが一番おいしい
    この時期で釣れたタイは甘みがあっておいしい

5月の産卵後

  • 乗っ込み終了
    5月になると乗っ込みが終わり、タイがたくさん釣れるようになります。
    岩礁地帯から砂地へ移ります。
  • まだまだゆっくり巻く(スローリトリーブ)
    この時期は水温がまだ上がっていないので、深場の砂地です。60mが目安。
    乗っ込みの時期のような繊細な釣りではないですが、まだまだ、タイ特有のコンコンがあります。
  • タイの身が細る
    産卵後なので痩せているタイが多くなります。

6月 活動範囲が広がる

  • 活動範囲が広がる
    6月になると、気温もだいぶ上がってくるので、タイの活動範囲が広がります。浅瀬にもいるし、深場にもいます。また、タイの食べ物も多様になってきてます。釣れる平均的な水深が40m前後になってくると思います。
  • コンコンたまにガツン
    この時期もゆっくり巻いた方が良い場合が多いです。タイラバにガツンと来るような当たりが出ますが、魚が十分に反転していない状態では魚の歯にしか引っかかっていないので合わせてもバレる可能性が高いので合わせない方が無難です。なので、この時期も向こう合わせになるように心がけましょう。
  • 臭みが少々出る
    気温が上がってるので仕方がないですが、魚の臭みが少々目立つようになります。

7月から9月 浅瀬で数釣り

  • 浅瀬でのイワシ
    7月から9月までは水温が高くなります。
    イワシが入ってくるのでイワシを食いだします。
    この時は、水深は20m前後です。10mくらいでも釣れます。
  • 早巻きで釣れる
    イワシを食ってるので、早巻。タイラバのルアーとしては波動(厚みのあるもの)が強いものオススメ。
    この時期は即合わせでも良い場合もあります。タイもガツンとタイラバを持っていく場合も増えてきます。
  • 調理を工夫
    魚全般ですが、気温が上がるため魚のおいしい時期ではありません。
    どうしても臭みが出るので、煮つけなどの濃い味付けが良いと思います。

10月以降 深場

  • 深場の岩礁地帯
    10月以降から水温が下がっていくにつれ深場に移っていきます。
    小型のタイは浅瀬にいますが、大きな鯛は深場に移動します。
    小型のタイは固まってるので、タイサビキで数が狙えると思います。
  • 基本のスロー
    ベイトの種類も豊富で、水温の変化も激しいので、基本のスローを中心に今までの技法を試して良い方法を掴むのが良いと思います。
  • 脂が乗ってくる
    脂が乗ってきて、臭みもなくなるので刺身、タイしゃぶ何でもありです。

11月以降

寒いのであまり釣れませんが、タイラバ専門船などは出ている船もあるようです。

まとめ

  • タイの生態を考えながら釣りを楽しもう

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