はじめに
iPhone 16 Proの購入にあたり、最適なケースを選ぶ過程と、その選択に至った詳細な調査結果を記事にしています。本稿では、カメラ機能を最大限に活用できるケースを探求し、その過程で直面した課題について詳しく解説します。
iPhone 16 Proの購入を決めた最大の理由は、革新的に進化したカメラ機能にあります。特に、3倍から5倍に拡大したズーム機能は、120mm相当のレンズとして本格的な望遠撮影を可能にする驚異的な性能を持っています。
カメラコントロールについて
カメラ機能を最大限に活用するためには、直感的で素早い操作が不可欠です。具体的には以下の3つのポイントが重要になります:
- カメラを素早く起動し、瞬時に撮影できること
- ズームなどの設定を指先で直感的に調整できること
カメラコントロール機能の登場
iPhone 16シリーズから新たに導入されたカメラコントロールボタンは以下の特徴を持っています。
- ワンタッチでカメラを素早く起動
- ズームなどを指先スライドで行う
指先スライドによる調整値については、大きな値の変更には、フリックさせることで慣性が効いて、大きく値が動きます。また、微細な調整にはスライド操作が適しています。この使い分けにより、調整しやすくなってます。加えて、ズーム以外の設定もすることができます。
カメラケース選び
通常のケースでは、カメラコントロールボタンが凹んでしまい、せっかくの機能を十分に活かせない可能性があったので、このカメラ機能を最大限に活かすためのケースを探しました。
Spigenという有名なメーカーが、カメラコントロールボタンの機能を損なわないケースを販売していたので購入しました。Appleの純正品にも同様の機能がありましたが、価格は半額だったため、こちらを選びました。(それでも決して安くはありませんでしたが)
さらに、ユーザー評価を確認したところ、全面タイプの保護フィルムは干渉して浮いてしまう可能性があることが分かりました。そのため、同じメーカーの保護フィルムを合わせて購入。高価な買い物でしたが、これで解決できると思っていました。
予想外の重量増加
ケースと保護フィルムを装着してみると、想定以上の重量に驚かされることになりました。総重量は245gに達し、以前使用していた端末(ケース込みで180g)と比べると、かなりの重量増加を感じました。

この重量増加の原因を詳しく調査してみると、意外な発見がありました。ケースは軽量をうたっていたため当初あまり気にしていませんでしたが、実測してみると35gもありました。前機種で使用していたケースが13gだったことを考えると、これは予想以上の重さでした。
さらに気になったのは、端末本体とケースの重量を足しても、総重量との間に11gの差があったことです。この差は保護フィルムの重量によるものでした。保護フィルムは一度装着すると取り外しが難しいため実測はしませんでしたが、Amazonのレビューでも同様の重量が報告されています。割れにくさと同様に、10gという重量は選択の重要な指標になるはずですが、製品情報にはどこにも記載が見当たりませんでした。

ケースとフィルムを合わせると、45gもあります。これはタイラバ45gを載せているような感覚です。潮の流れが緩いところなら50mでも使える重さと同等というのは、やはり重いと言わざるを得ません。開発者がどれほどしのぎを削って199gという数値を達成したのかとは思うと残念です。iPhoneのガラスもかなり硬いものになってるので、割れにくくなっているので過保護競争が激化してるとしか思えませんでした。
そこで、別のケースを実際に試してみることにしました。同じような悩みを抱えている方もいらっしゃるかもしれないと思い、調査結果を記事と動画にまとめました。
Spigen vs NIMASO 製品比較
まず、今回比較検討した製品をご紹介します。
Spigen製品
【カメラコントロールカバー付き】Spigen iPhone 16 Pro ケース MagSafe対応 クリア ボタン保護 埃防止 ストラップホール 米軍MIL規格 ウルトラ・ハイブリッドT・マグフィット ACS08513 (グラファイト)
Spigen保護フィルム(参考)
前面保護フィルムは、画面より数ミリ小さめのサイズ設計となっています。

NIMASO製品
IMASO iPhone 16 Pro 用 クリア ケース 透明 ソフト スマホケース TPU素材 薄型 カバー 米軍MIL規格 衝撃吸収 カメラ レンズ保護 黄ばみにくい いphone16Pro用ケース ワイヤレス充電対応(清水シリーズ)
カメラコントロール部分
Spigen
ケースが透明でカメラコントロールボタンが白色のため、一見するとボタンが突出しているように見えますが、実際にはボタンを含めた表面が完全にフラットな仕上がりとなっています。押し心地は非常に良好で、純正よりもやや大きめに設計されたボタンにより、操作性は抜群です。また、指によるスライド操作も問題なく機能します。

NIMASO
こちらはボタン部分に特別な保護構造がないため、若干凹んだ形状となっています。そのため、ボタンを押す際には少し強めの力が必要になります。ただし、スライド操作については、ボタンの感度が非常に優れているため、軽いタッチでも十分に反応します。より確実な操作が必要な場合は、爪を使うことで対応可能です。

製品比較表

総評
NIMASOケースを装着すると、驚くほどしっくりとフィットする感覚があります。持ちやすさは格段に向上し、手になじむ印象です。実測では重量差はわずか7g(NIMASO:28g、Spigen:35g)ですが、体感的な差は予想以上に大きく感じられました。
この体感差の要因として、Spigenの硬めの素材特性が影響していると考えられます。硬い素材が重量感をより強調してしまう傾向にあるようです。また、サイズ差はわずか数ミリですが、この微妙な違いが持った時の感触に大きく影響しています。
価格面でも、NIMASOは非常に魅力的です。性能と価格のバランスを考えると、初めてケースを選ぶ方にはNIMASOをお勧めします。
動画
動画も作成したのでこちらも参考になれば幸いです。
まとめ
日常使用のメインケースとしては、NIMASOを使用し、Spigenはカメラを頻繁に使用するアウトドアシーンなどでは、分けて使ってみると良いのかもしれません。