はじめに
アメリカに滞在したときにピザにうまさに感動しました。
日本だと配達するのでできたての美味しさが味わえませんし、高いです。
現地では、その場でハーフはこれで~、残りのハーフはこんな感じで~と注文します。
席に座って10分もしないうちにピザが届きます。
アメリカだとバーガーに並ぶ庶民価格です。
私が滞在していた時は、ラーメンだと20ドルは超えてましたが、飲み物付きで10ドル以下でした。
日本でも食べたいと思ったのですが、窯の室内を350度以上にして、短時間で焼くことでフワカリ感がでるることが分かりました。電子レンジだと石窯製品でも250度なので温度が足りない。
また、外でもピザパーティも面白い!ということで、DIY初心者(イスに続いて2作目)が作ってみました。結果としては、おいしく頂ける石窯ができましたので紹介。
設計図(振り返り)
一番のこだわりは木材の台座です。一般的にはレンガで土台を作ることが多いと思います。
周囲からは燃えるからやめた方が良いと言われたが、ここは譲れませんでした。
結果的には良かったと思います。まず見た目がスッキリしましたし、台座に空間もできて薪もおける。
さらに、軽量(150kg程度なので)なので4人いれば移動もできる。
石窯の種類
1層式と2層式
石窯には空気の入り口と出口を同じ穴から行う1層式と別々の箇所から行う2層式があります。
- 1層式
メリットは、火力、コスト、軽量、制作の手軽さです。
デメリットは、部屋が一つしかないので火力調整と調理ができないこと。温度が下がりやすいこと。 - 2層式
メリットは、調理しながら火力を上げることができる。
デメリット、1層式のメリットがそのままデメリットになります。
- 台座を木材するために軽量化する必要がある
- DIY初心者が2層式は難しい。1層式なら失敗しても心が折れない
- 火力調整は難しいが、ピザは5分もあれば焼けるので調理と火力調整は不要。
- 石窯の温度を早く上げた方が手軽に食べれる(それでも湿気が多いと2時間近くかかる時があります。)
初心者であれば1層式がオススメ!
石竈の形
このサイトを参考にしてもらえればイメージ付きやすいと思いますが、部屋の形はBOX型、ドーム型があります。さらに、間口を四角形にするのか、ちょっとオシャレにアーチ形にするのかという選択があります。ドーム式のアーチ型にしました。1層にした工数をここに費やす選択をして、難易度は高いが、見た目の良さを優先しました。それと煙突をつけるかどうかという選択もあると思います。
当初はつけようと思っていましたが、鉄と石をどうやって入れ込む?などの設計が煩雑になったことと、煙突をつける分空気の循環は良くなりますが、石窯内の温度が上がりきらない懸念があったので煙突は無くしました。
設計
熱設計
400度近い竈の下に木材の台座があるので、熱でだめになってしまわないか?というのが設計当初あったので、窯と台の間にロックウールを敷いて断熱にするつもりでした。最終的に1㎝程度石膏ボードの上に2cm程度の耐火モルタルを配置することで、断熱設計にしました。石窯の温度が400℃あっても、台座の木材は熱くなっていません。
設計図
この頃はCADも使ってないので、google 図形描画で作成。以下に設計図を置いておきます。作りながら変わった部分はありますが、参考まで。
耐火モルタルは少し高いですが、アサヒキャスターを使いました。満足してます。
オススメは「ピザ釜 BBQ炉などに アサヒキャスター CA-13T 25kg」です。
石窯内部の温度測定
400°に耐えれる温度計は高いので、それならむしろデジタルで良いと思いました。K抵抗を使った測定器を窯を作るときに端子だけ窯内部から出るようにして、埋め込みました。外からデジタルで測れます。デジタルなので、リアルタイムで温度変化が分かりますので便利でした。
オススメは「469 PPLS デジタル温度計 TR-TEMK01 K型熱電対付き 単4電池タイプ」です。
制作
細かい記録はとっていないので、寄せ集めの画像を動画にしました。製作は1カ月程度でした。(最大週二日×4日で8日程度)