竹原市周辺のおすすめ温泉宿を紹介します。特に、きのえ温泉(大崎上島)は2024年温泉総選挙の絶景部門で全国1位に輝いた名湯です。前段では、温泉旅行の際に訪れたい竹原市の観光スポットもご紹介させていただきます。

竹原市について
竹原市は1980年の4万人をピークに、現在(2024年)は2万人強まで減少しています。20年後には1万5千人まで減少する予測があり、市としての維持が課題となっています。
観光スポット
たけはら町並み保存地区
「安芸の小京都」と称される竹原の歴史的な町並みが保存されています。江戸時代の風情を感じながら散策できるエリアで、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
石畳と江戸時代の風情の街並みや寺があり、京都には及びませんが風情があります。古くは1983年の「時をかける少女」の一部として撮影されたり、映画「るろうに剣心」の撮影の一部になっています。るろうに剣心の際は、石畳の上から砂を敷き詰め大がかりなセットが組まれました。
また、NHKの朝ドラ「まっさん」の主役であり、まっさんこと竹鶴政孝は、ニッカウヰスキーの創業者でもあります。銅像もあります。実家が竹鶴酒造で今も名酒として作られており、放送当時は竹鶴が広島から注目されました。
それと、アニメ「たまゆら」の聖地でもあります。その時期は、聖地巡礼の方が来たり、フェリーにたまゆらの絵が描かれたりとちょっとしたブームになりました。
竹原市観光ページを見て頂いた方が確かだと思いますが、補足となれば幸いです。
(参考元)https://www.takeharakankou.jp/spot/4330
3つの寺
西方寺・普明閣
清水寺を模した造りで竹原の港町を一望できます。特に夕方がきれいです。また、大階段があり、風情があります。保存地区の中心になります。入り口は狭いので見つけにくいかもしれません。

(出展:竹原観光ページ)
照蓮寺
街並み保存地区の終端にある寺です。一般展示していませんが、寺にある”高麗鐘”は重要文化財です。小早川家が唐物貿易により寄進したといわれ、日本にある高麗鐘の中で最も古いもので、峻豊4年(963)と陽刻されています。

(出展:竹原観光ページ)
長生寺

(出展:安芸の小京都 竹原アルバムさま)
街並み保存地区から少し外れたところにあります。本堂の右側に「お抱え地蔵」が祀られています。普段はカギがかかっていますので、住職に申し出るのが良いでしょう。
補足ですが、抱え地蔵は町並み保存地区の中心地区にあるまっさんの銅像の近くにも存在します。これはいつでも抱えても良いので探してみてはいかがでしょうか。場所はとても分かりづらいので探索がてらに。

(出展:竹原観光ページ)
それと、ヒカルの碁が好きな人はぜひ酔ってみてほしいのが、宝泉寺という寺です。ここには本因坊秀作にゆかりのある代物が展示されています。事前にアポが必要だそうです。道中狭いので注意。こちらに記事に詳しく書いてあります。
食事処
太華園
尾道ラーメンで弟子が開店した店がいくつかあると聞きます。ラーメンも美味しいのですが、チャーハンもかなり美味しいので半チャンをお勧めします。
ほり川
たまゆらの作者が訪れ、サインなどがあります。たけはら焼きという純米吟醸の酒粕を生地にしたオリジナルメニューがありますので試されてはどうでしょう。
串揚げ 串の家
一つずつ店主が挙げてくれる少しリッチなお店です。とてもおいしいので夕食で迷ってるならありかもしれませんが、予約が必須のはずです。
たけはら道の駅
土産物屋として最適です。
特におすすめしたいのが海産物です。「丹下」魚店という旅館などに卸しているお店のものが置かれています。スーパーのものとは質が異なり、値段もかなり抑えられているので、機会があれば是非お召し上がりください。
レストランでは地元の食材を使った定食や軽食が楽しめます。特に、竹原ブランドの峠下牛を使った牛丼があります。少し高いですが、チェーン店とは違う味を堪能したければ、和牛を贅沢に使っていますので是非ご賞味ください。
ちなみに、峠下牛が気に入られた方は、車で5分ほどのところにある精肉店がおすすめです。10%以上割引されます。竹原ではスーパーでも買えますが、こちらで買った方がお得です。
(有)峠下畜産 流通センター店
オススメ温泉宿
竹原の紹介がとても長くなりましたが、ここからオススメ温泉になります。
3位 賀茂川荘位 賀茂川荘
周りには何もありませんが、とても綺麗な庭園があり、お風呂も大きくて綺麗です。個人的には温泉の効能としては一番おすすめです。ほぼ透明な湯ですが、肌がすごくツヤツヤになります。
食事に関しては値段相応といったところですが、温泉がとても素晴らしく、庭園の景観も良いので、価格を考えると十分おすすめできます。
6月頃の梅雨の時期であれば蛍が見れるかもしれません。上流に行けばちらほら見ることができると思います。

【公共交通機関のアクセス】
- 新幹線でお越しの場合
- 東広島駅から送迎(要予約)
- 飛行機でお越しの場合
- 広島空港→白市駅(路線バス) ・白市駅から送迎(要予約)
- その他の交通手段でお越しの場合
- 竹原駅から送迎(要予約) ・西条駅から送迎(要予約)
2位 大久野島 休暇村
うさぎ島です。
昔は人気のない島でしたが、とても有名になり、様々なところから観光客が来て賑わっています。駐車場は2つあります。船は高速艇とフェリーの2種類があります。高速艇は定員が少ないので少し早めに行かないと乗り切れないので注意ください。
駅から歩くと15分程度です。船に乗って10分から15分程度で到着します。うさぎの餌は駅前のコンビニで売っていますが、自宅から切ったものを持参したほうが良いと思います。おすすめは小松菜です。少し長くて柔らかいものがうさぎも食べやすく、食べている時間も長いので楽しめます。
この島は毒ガス製造で有名な島でもあります。昔は地図から消されていた「消えた島」でした。戦時中は要塞化しており、当時の建物や遺構が残って、歴史を感じることができます。
島は1周4キロ程度の小さな島で、徒歩での散策は大変ですが、電動自転車を使えば1時間程度で回れます。以前は展望台まで電動自転車でいけたのですが、災害時から復旧されてないようです。とてもながめが良いので復旧を期待したいところ。また、海水浴場もあり、夏はキャンプサイトとしても賑わっています。
温泉はラドン温泉で、施設は小規模ですが、食事は美味しいです。バイキング形式で、瀬戸内の海産物などが堪能できます。特に混ぜご飯が美味しいと評判です。
夜に海ほたるの鑑賞ができるイベントをやってますので、ぜひ参加してみてください。

1位 きのえ温泉(大崎上島)
実はきのえ温泉がある大崎上島は竹原市ではありません。しかし、竹原からがメインルートですし、近いのでもはや竹原市だと思ってます。
陸の孤島の竹原からさらに島に渡るため辺境の地にあります。 2024年温泉総選挙の絶景部門 全国 1位に輝いた温泉です。竹原フェリーから行くことになります。送迎は必須です。フェリーに車を乗せて行く場合は往復で5,000円前後かかります。
竹原フェリーから30分ほどで到着し、そこからバスでさらに20分かかります。お風呂からは日本一の絶景が楽しめ、目の前に広がる海を一望できる露天風呂が特徴です。湯煙と波模様をお楽しみください。
温泉の質は潮の味があるタイプです。特に冬は頭が冷やされ、長時間入浴を楽しめます。朝の湯けむり、夕日、朝日など、様々な表情を楽しめます。
温泉も素晴らしいですが、何よりも素晴らしいのが食事です。価格は少し高めですが、この品質の会席料理を他で食べようとすると3万円では済まないところ、2万円を切る価格で提供されており、とても満足度の高い会席料理となっています。

また、最近はエイトノットという会社がスマート海上バス「ゆき姫」の自動操船の実証実験を行っています(2024年3月まで)。事前予約が必要ですが、小型船舶の自動操船を体験できる貴重な機会ですので、ぜひご利用を検討ください。

竹原市の音楽
生成AIを使ってMVをつくってみました。
歌詞生成: Claude AI(公式サイト)
音声生成: Suno AI (公式サイト)
映像生成: Kling AI (公式サイト)
まとめ
竹原周辺の温泉宿は、それぞれに異なる魅力があります:
- きのえ温泉:2024年絶景日本一。瀬戸内海を一望する露天風呂と上質な会席料理が特徴
- 大久野島温泉:うさぎの島での癒やしと歴史探訪、手頃な価格の温泉宿
- 賀茂川荘:効能の高い温泉と日本庭園、複数駅からの送迎で便利なアクセス
また、訪問の際は国の重要伝統的建造物群保存地区「たけはら町並み保存地区」や、名物グルメもあわせてお楽しみください。温泉宿選びの際は、アクセス方法や予約の要否を事前に確認することをおすすめします。