ひょんなことからICPに興味を持ったので調べてました。DAppsアプリに触ってみようと思い、ICPが良さそうだなと思ったのですが、購入しようとしても日本の取引所では現在(2024年4月)時点では取り扱っていないので海外取引所を使って購入することにしました。その際、調べたこと感じたことを書いておきます。
ICPとは
主な特徴
- 非営利団体であるDfinity Foundationによって開発されたブロックチェーンベースのプラットフォーム
- ブロックチェーン上の分散型クラウドサービス機能を拡張し、分散型アプリケーション(DApps)に特化
- サブネット化された合意形成により高速なトランザクション
ブロックチェーン上にAWSのようなもの(処理もストレージも含まれる)を築いて、誰も管理しない仕組みを作ろうというのが大きな狙いであるようです。AWSの市場は現在で6兆円規模なので、その1/10でも6000億円です。
実態として
これほどのコンセプトなので初期投資家はいたのでしょうが、上場詐欺レベルの大暴落をしています。
暴落の背景
大暴落 700ドル以上あったものが数ドルまで落ち込んでいる。上場後の自社株はすぐには売れないのと同じように、仮想通貨も同じようなルールがあり、そこでロック解除順のような待ち行列ができていて、これが2025年まで続くそうです。この売り圧力のせいで超低空飛行を続けてしまっている
(出典:Binanceより)
NFTアートとの違い
NFTアートも改ざんできないという特徴は似ていますが、NFTアートはあくまでトークンはそのものは改ざんできませんが、その中にファイルのURLが記載されているだけなので、URLが参照しているファイルの保管を弄られてしまった場合は改ざんできてしまうという点があり、完全ではありません。しかし、ICPはこの点をすべてオンチェーンでやることで解決できています。
うんちくは以前の記事に記載したので割愛
ブロックチェーンの基本概念は全員が同じノード(計算結果)を持っていて、半分以下の誰かが嘘(改ざん)しようとしても、多数決の理論で覆られないという点があります。しかし、これは全員が同じ計算を毎回所有する必要があります。この仕組みにより改ざんできない独立した仕組みが実現できた反面、処理速度も遅くなるデメリットが出てきてしまいました。ICPは限定されたノードのみで処理することで解決しています。
AVAXとの違い
ICPとAvalancheがよく似てるなと思ったので調べてみました。
ICP
- ICPはアプリケーション特化(DApps)
- 大規模容量
IFPSはP2Pの分散型ストレージなので違います。
オンチェーンというのが大きな特徴です。 - サブネットはノードを限定的にして高速にトランザクションを行う
Avalanche
- AVAXは金融特価(DiFi)
- 小規模容量
- サブネットはユーザーのカスタマイズ性に特化
現在
- 単価もこの半年で5倍以上になっていて、再ブレイクを少し予感させます
- 仮想通貨の時価総額ランキングで18位で1.2兆円
(ビットコインが200兆円、イーサリアムが60兆円)
海外取引所
海外取引所選び
- ICPはイーサリアム系ではないのでメタマスクに対応してない
- 調べてみるとBinanceとBybitが大きな取引所になる
特に理由は無かったのですが日本語に優しそうなBybitを選択しました。
入金について
仮想通貨
まずは国内取引所で取引所(販売所ではなく)で仮想通貨を購入し、それを送金するというもの。ひと手間かかりますが、経験値を上げるためにも良いですし、手数料も安いので一番良い方法かなと思います。SBI VCトレードであれば送金手数料も無料なので、ビットコインかイーサリアムのどちらを取引所で買って送金すればよいと思います。
送金のうんちくを以前書きました。参考になるかもしれない。
https://take1bit.com/computer-ja/web3/post-681/
クレジットカード / GooglePay
これは普段使っている方法だと思いますので特に問題ありませんね。日本だと銀行送金が一般的ですが、進んでます。
P2P取引
これは文字通り個人間の送金になります。自動でマッチング相手を探してきて、システム手数料ゼロで取引をしてくれるそうです。いくつか候補が出てきて、それを選択する感じです。ただ、取引後に相手がバックレるようなこともゼロではないと思いますので、注意しましょう。
- PAYPAY
- 銀行口座
- など
振替
入金された資産は資金調達アカウントに必ず一旦保持されるので、装具尾取引アカウントに「振替」する必要があります。
- 資金調達アカウント
こちらは文字通り、資金の調達や出金することに使う口座になります。 - 総合取引アカウント
こちらは文字通り、
仮想通貨に変換
次はUSDをUSDTというドルに連動する仮想通貨に変換します。一度、仮想通貨に変換しないとByBitでは使えません。為替手数料等は一切かかりませんので、とても合理的だと思いました。あとは、購入するだけですね。
購入方法
契約と取引があります。
契約
契約は証拠金取引になるので、100倍までレートをあげたりできますが、確実に破滅するので取引を選びましょう。残念なのが初回クーポンが契約(デリバティブ)の手数料で使えるものだったりするので、このあたりは商売っ気を出しすぎてる気がします。
現物
現物はすでに仮想通貨USDTになっているのでスワップが正しいのかもしれませんが、株と同じように購入できます。マージンという信用取引もあり、何倍かにすることもできますが、これもできるならやめておきましょう。パルスのような瞬間的な上下でロスカットされる未来が見えます。
まとめ
- ICPがとても未来的な思想なプラットフォームだったが、上場後がお粗末だったため大暴落
- 技術的には面白さがあり、海外では少しずつ広がってる感はある
- 海外取引所の先進性にびっくり
- 通貨は手に入ったのでアプリケーション(DApps)を弄ってみたいところ
紹介記事
「株式会社jaybe 」が運営する仮想通貨メディア「JinaCoin」で仮想通貨ICPについて詳しく書かれているので参考にしてみてください。
【記事】仮想通貨ICP(インターネットコンピューター)とは?特徴と将来性、購入できる取引所を解説